帯留の保管方法|樹木希林さんに学ぶ“迷わない収納”と、私の小さな三段タンス

着物の小物

帯留めの収納って、気づけばごちゃついてしまうもの。
色も素材も形もバラバラで、使うたびに「どの紐が合うんだっけ…」と迷ってしまいます。

そんな私が“これだ”と思った収納方法があります。
きっかけは、『樹木希林のきもの』に載っていた羽織紐の収納でした。


ゴディバの空箱に羽織紐がきちんと収められ、隣には帯留に三分紐を通して並べられていて――
その美しさに、思わず見入ってしまったのです。

「これ、真似したいな」
ずっとそう思っていました。

リサイクルショップで出会った“小さな三段タンス”

そんなある日、リサイクルショップで小さな三段タンスを見つけました。
引き出しの深さも幅も、羽織紐や帯留などの小物収納にちょうど良いサイズ。

「これがあれば、樹木希林さんの工夫を私なりに再現できるかもしれない」

直感でそう思って、迷わず連れて帰りました。

ショップで見つけたときは、ただ「これ好き」という感覚だけだったのですが、家に帰ってしげしげと眺めてみると、前扉に私の大好きな雪輪模様が入っているのに気づきました。

私は雪輪模様が大好きなんですよね。
理由はわからないけれど、見つけるとついお財布と相談してしまう。

訪問着も雪輪。
もう一枚の訪問着は月と桜(笑)

収納目的で購入したつもりだけれど、深層心理では“好きな模様”に一直線に向かっていっただけだったのかもしれません。

実際に収納してみたら、想像以上に快適だった

さっそく帯留と三分紐をセットにして収納してみると、 これが想像以上に使いやすい。

  • 帯留めと紐の“相性”が一目で分かる
  • 迷わないから準備が早い
  • 焦って落とす心配が減る
  • 使う頻度が上がる

帯留って意外と「この紐じゃないと合わない」という子が多い。
逆に、紐だけ、帯留だけが余ってしまうこともある。

今回収納してみて気づいたのは、 帯留めと三分紐には“固定ペア”があるということ。

だからこそ、最初からセットにしておくと本当に楽なのです。

着付けで焦ってグズグズすると、 三分紐に通すときに帯留を落としそうになることが私はよくあるのです(汗)
ガラス製の帯留めなんて、落ちた瞬間にヒヤッとします。

迷わない収納は、このような小さな事故も防いでくれるのです。

羽織紐はどうしたかというと

私は羽織紐(組紐タイプ)は基本的に羽織につけて保管しているので、この小箪笥に収めたのは2本だけでした。
どちらも母のお見合い羽織にあわせるために買い求めたもの。

金具でひっかけるタイプなので外して保管しています。
金属部分は劣化するとシミの原因になりそうで、少し心配で。

※母の“お見合い羽織”については、以前の記事にまとめています。
羽裏が破れて気づいたこと。張り替えと羽裏に向く生地の話


“相方がいない子”が分かるのも良いところ

収納してみると、

  • 紐はあるのに合う帯留がない
  • 帯留はあるのに合う紐がない

こういう“片方だけの子”がはっきり見えてくる。

だからこそ、 次に買い足すべきものが自然と分かる。

無駄な買い物が減るし、 お気に入りの帯留めがもっと活躍してくれそうです。

まとめ:好きなものが整うと、気持ちも整う

帯留めって小さなものだけれど、 その日の気分やコーデの雰囲気を決める大切な存在。

だからこそ、 “迷わない収納”は思っていた以上に快適でした。

樹木希林さんの工夫に背中を押されて、 私の帯留たちもようやく落ち着く場所を見つけた気がします。

これからも少しずつ、 相方がいない子たちのペアを探していこうと思います。

関連リンク

🍀『樹木希林のきもの』

🍀ここ北海道も、急に夏の気配が濃くなってきました。 着物や浴衣を新調するとなると少し身構えてしまうけれど、 小物なら、季節の風をそっと取り入れられるのがいいところです。
ガラスの帯留めは、光を受けるたびに表情が変わって、 真夏の装いにひんやりとした涼しさを添えてくれます。 とくに、小ぶりの長方形は主張しすぎず、 浴衣にも、夏紬にも、静かに馴染んでくれる形。
私の手元には丸くて少し大きめの帯留がありますが、 実際に着けてみると、思った以上に“個性”が前に出てしまって、 装い全体とのバランスが難しいこともありました。
だから次に迎えるなら、 このようなあまり大きくなくて長方形のガラス帯留めがいいなと思っています。主張が大人しめでなじみやすいと思います。

🍀夏の装いに、ひとしずくの涼を添えてくれるガラスの帯留め。
透明感のあるとんぼ玉は、光を受けるたびに表情が変わり、浴衣や夏着物に自然な涼しさを運んでくれます。 二部紐とのセットなので、届いたその日から気軽に使えるのも嬉しいところ。
夏の帯まわりを、少しだけ軽やかにしたい日に。


🍀ころんとした紫陽花に、小さなかたつむり。
見ているだけで微笑んでしまうような帯留めは、梅雨から初夏の装いにぴったり。
優しい紫が帯まわりをふんわりと彩ってくれます。


🍀小物の居場所を整えてくれる、三つ引きの小さな箪笥。
浅めの引き出しは帯留めや三分紐をしまうのにちょうどよく、 開けるたびに“好きなものだけが並んでいる”心地よさがあります。
和室の空気に自然に溶け込む佇まいで、着物まわりの収納をやさしく支えてくれる存在です。


🍀こちらは京都産の卓上引き出し。
私の小箪笥よりさらに一回り小さいですが、緞子地が美しい三つ引き箪笥です。
小物が少ない方にはちょうど良いと思います。
全4色で緞子地の模様がすべて違います。


🍀いまではあまり見かけなくなった、ベーシックな羽織紐。
シンプルな組みと落ち着いた色合いは、どんな羽織にも馴染みます。
華やかさよりも“日常のきちんと感”を大切にしたい日に、こういう一本があると安心です。
今の市場では貴重になりつつある、静かでありながら存在感のある羽織紐です



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