着物が好きなのに、なぜか着られない。
「今日は着よう」と思っても、気づけば一日が終わっている。
着付けを習い始めた日からそれがずっと続いているのだから、我ながら呆れる。
かれこれ28年もそんな心持ちで過ごしてきたことになる。
進歩できない私って何なの⁈
着物を着たい理由は、ただ好きだから。
だけど、着られない理由は山ほどある。
正絹は家事には向かないし、洗える着物は真冬には寒い。
“着たいのに着られない”という矛盾を抱えたまま、自分を責める日々。
でも、生活の流れをひとつずつ見直していくうちに、
ようやく気づいたことがあります。
着物を着るタイミングは、朝しかない!!
そこからさらに考え続けた結果、私がたどり着いた答えは──
「朝いちばんにウールの着物を着てしまう」という、とてもシンプルなもの。
この記事では、私が“朝ウールきもの生活”を計画するまでに考えたことをまとめてみました。

生活を見直して気づいた“唯一のタイミング”
着物が好き。
もっと着たい。
そう思っているのに、実際にはほとんど着られない。
朝は家族の準備でバタバタして、送り出したあとは緊張がゆるんで、お茶を飲んだり、テレビをつけたりしているうちに、気力がどんどん落ちていく。
「掃除してから着よう」
「ブログを書いてから着よう」
そう思っているうちに、夕方になってしまう。
気づけば、“着たいのに着られない”という日が積み重なっていきました。
夜は疲れて無理。
午後は眠気がくる。
家事が終わってからだと、もう着る気力が残っていない。
「私って意志が弱いのかな」
そんなふうに自分を責めてしまうこともありました。
でも、それは本当だろうか。
ただ、着物を着るタイミングが生活の流れと合っていないだけなのでは?
自分を責めて終わりではなく、とことん着られる方策を考えたことがあっただろうか、私は。
考え続けて思いました。
「私が一番元気なのって、朝いちばんだよね?」
顔を洗って、お化粧をして、まだ家事を始める前のあの時間。
あそこだけが、私の一日の中で“気力が満ちている時間”
つまり──着物を着るなら、朝しかない。
それなら試しみようか?
ウールという選択
ただ、ここで新しい問題が出てきます。
正絹は汚したくない。
だから、家事が山ほどある朝に正絹の着物は着られない。
朝の家事には向かない。
では、洗える着物にする?
それは冬には寒すぎる。
「じゃあ、何を着ればいいの?」
考えて、考えて──
なんとかこれならと思えたのは、15年前に仕立てたウールの着物。
ウールは暖かい。
動きやすい。
汚れにも強い。
朝の家事前に着るには、これ以上ない素材かも。
不安はひとつだけ。
たくさん着たら家で洗うことになる。
縮まないだろうか?
調べてみると
- ウールの仕立てなら縫い糸は強い可能性が高い
- 単衣だから縮んでも直しやすい
ということがわかってきて、これならトライしてみてもいいかなと思えました。
朝ウール生活へ向けて
こうして私は、「朝いちばんにウールの着物を着てしまう」という方法にたどり着きました。
朝の気力があるうちに着てしまえば、そのあと家事をしても気にならない。
暖かいから続けやすいし、昼食後に少し休んで気力が戻ってきたら、正絹に着替えたっていい。
下着からすべて着替えるのでなく、一番うえの着物を替えるだけだから、ハードルが低い。
この計画なら実行できるかもしれない。
「着物を着られないのは自分の意志が弱いから」と思ってきたけれど。
ただ単に、生活の流れと着物の素材の特性が合っていなかっただけかも。
自分に合う方法を見つければ、着物がもっと身近になるかもしれない。
けれど、ホントに実行できるかな??
朝のウール生活が、憧れの“毎日着物の暮らし”の第一歩になればいいのだけど。
あとは実行あるのみ!
明日、がんばってみようと思います。
下準備がラクになる愛用品
🍀着物ハンガー「つる子さん」
着物を掛けたまま保管できます。
私はウールや洗える着物に使っています。
本当に良い着物はたとう紙に入れて桐のたんすにしまいますが、気軽に出し入れしたい普段着にはハンガーが便利だと感じています。
🍀この記事の写真で使っている筒袖長襦袢です。 ワンピースタイプなので1部式が好きな方に向いていると思います。
洗濯機で丸洗いOK。半衿がついているのでそのまま着用可能。
筒袖なので、リサイクル着物など裄の合わない着物でも、気にせず着られるのでとても気に入っています。


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