リサイクル帯のにおいが取れない時の対処法と、クリーニングの実体験まとめ

着物のメンテナンス

リサイクルで購入した帯が届いたとき、 「素敵!」という気持ちと同時に、 思わず固まってしまうほどのにおいに驚いたことはありませんか?

一年ほどまえに私もこのような経験をしました。
今回の帯は、過去最強……
いえ、最凶レベルでした。

この記事では、その時の経験から

・失敗したこと
・クリーニングに出すまでの迷い
・実際の仕上がり
・時間が引き受けてくれたこと

を、ひとつの流れとしてまとめておこうと思います。

同じように悩んでいる方の判断材料になったら嬉しいです。

届いた帯は素敵だったのに──過去最強の“におい”

萬葉の帯を2本購入しました。
ネット通販のリサイクルショップからの購入でした。

購入したうちの1本で萬葉の帯。
格天井模様です。

このような帯をずっと欲しかったのです。
好きになった2本がどちらも甲乙つけがたく、どちらかに絞れなくて。
大変お買い得でしたので両方購入したのですが。

届いて包みを開けた瞬間は、画像でみたよりずっと素敵で本当に嬉しかったのです。
でも広げた瞬間にふっと漂ってきたのは、 リサイクル特有のあの独特のにおい。

リサイクルだしよくあることと思ってハンガーにかけて、2階の和室の長押に下げておいたのですが。
階段の踊り場までにおいが漂ってくるほどで、 「これは手ごわい」とすぐに悟りました。

風を通して干してもダメ。
リセッシュしてもダメ(むしろ悪化)

ここでようやく、 「これはプロにお願いするしかない」と腹をくくることに。

いつもとは違うお店を試そうと思った理由

実は以前、別のお店で同じように強いにおいのする帯のクリーニングをお願いしたことがありました。
そのお店は技術も確かで、においは驚くほどしっかり取れたのです。

ただその一方で、私の帯では
「少し薬品のようなにおいが残ったかな?」
「仕上がりのハリやコシが少し弱くなったかも……?」
と感じるところもありました。

おそらくお店ごとに仕上げの方針やこだわりが違うのだと思います。
「においを完璧に取る」ことと「本来の風合いを保つ」ことを両立させるのは、プロであっても本当に難しいことなのでしょう。
これは技術の良し悪しではなく、あくまで素材との相性や、私の個人的な感覚の話です。

ただ、その経験があったからこそ、今回は「におい取りの方法が違う、別のお店も試してみたい」という気持ちが自然と湧いてきました。

最終的に「着物ひととき」さんに決めた理由

調べていくうちに、 楽天ランキング1位の「着物ひととき」さんが目に留まりました。

  • 30,000枚突破の実績
  • 高評価レビュー
  • オゾン京洗いへの興味
  • 2枚以上で戻し送料無料(※北海道は4枚以上)

最近は帯が気になって仕方なくて、洒落袋帯ばかり購入し続けていました。
リサイクルのちょっとお手入れしてから着用したい帯が、今回購入した萬葉の帯を含めてちょうど4本。
戻し送料が無料になります。(北海道・沖縄は4本。その他は2本で無料です。)

「この際だから、4本全部お願いしよう」と決めました。

私が頼んだのはこちらのショップです。

クリーニングから戻ってきた帯──ふっくら、軽やか

箱を開けた瞬間、 思わず「おおっ」と声が出そうになりました。
仕上がりが想像以上にふっくらしていて、 まるで帯が深呼吸したみたいに軽やか。
見た目の仕上がりは文句なしの満点でした。

ただ──
においに関しては、完全にゼロではありませんでした。
お店のページにも 「無臭にはなりません」と明記されていたので、 そこは織り込み済み。

私の帯は“においに関しては80点”という感じでした。

残りの20点は、時間が引き受けてくれた

少しにおいが残っていた帯をどうしようかなと考えて。
答えを出せないまま段ボールに入れて脱臭剤と一緒にしばらく放置していました。
他の帯と一緒にするのがためらわれたからです。

ところがそのまま忘れてしまって──
先日ふと思い気づいて箱を開けてみると、 気になっていたにおいがすっかり抜けていたのです。

脱臭剤は特別なものではなくて、近所のドラッグストアで購入した冷蔵庫用脱臭剤だったので、それほど期待していなくて、なんとなく手元にあったので一緒に入れておいただけだったのですが、こんな結果になるとは正直驚きました。

クリーニングで80点。
残りの20点は、時間と脱臭剤が引き受けてくれた。

そんな感じでした。

まとめ──プロの力と、時間の力

今回の経験で感じたのは、

  • におい取りは「プロの力」と「時間」の両方が必要
  • すぐに完璧を求めなくてもいい
  • 帯の状態や年代によって結果は変わる
  • 風合いを保つことも大切

ということでした。

今後同じことが起きたら、 私は迷わず「着物ひととき」さんにお願いすると思います。
ふっくらした仕上がりが本当に素晴らしかったから。

そして、 においの“最後のひと押し”は、 時間が整えてくれることもある。
そんな向き合い方もあるのだと、 今回の経験が教えてくれました。

こうすれば解決という内容ではないので恐縮ですが、まぎれもない私の実感です。

どなたかの参考になれば嬉しいです。


関連リンク

🍀萬葉の帯は、絵画のように繊細な風景文様や織りの美しさが本当に魅力的ですよね。
リサイクルショップでも時折、思いがけないお買い得価格で素敵な出会いがあったりします。

▶ 楽天市場で「萬葉の帯」の最新一覧を見てみる

🍀こちらも萬葉の帯ですが両面帯なのが珍しいですね。
裏は太子間道柄です。
軽い訪問着から紬まであわせられるおしゃれ向きの袋帯です。


🍀クリーニングで80点。
残りの20点は、時間と、手元にあった乾式の炭の脱臭剤が引き受けてくれました。
とはいえ、昔ながらの乾式の冷蔵庫脱臭剤は、いまお店ではあまり見かけなくなっているようです。
市販のゲル(ゼリー)タイプは、水分で絹を痛める心配が拭いきれないため、着物や帯と一緒に密閉するのはあまりおすすめできません。
といいますか、私ならやらないと思います。
そこで、いま楽天市場で手に入るもので、実際に使ってよかったと感じている着物に特化した衣装包をご紹介したいと思います。
こちらは着物専用の消臭・吸湿竹炭シート付の衣装包みです。
以前懇意にしていた呉服屋さんから10枚まとめて購入したことがあるくらいのお気に入りです。


私の場合、少しのリサイクル臭ならこれに包んでおけば自然に抜けたことが何度かありました。
ただ、強烈な臭いのものはやはり専門店に相談するのが一番良い選択だと思います。
やはりプロの力量はすごいものだし、なにより“洗った”という事実が、その後の気分をすごく軽くしてくれます。
クリーニングされて手元に戻ってきた帯は、リサイクル品ではあっても、“これでもう本当に自分のもの”という気持ちになって、愛着も倍増するのです。

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